お口のお悩みに、漢方を試してみませんか?
2022-05-30
日本では、中高年の約 80 %が 歯周病 を患っていると言われているそうです。
歯周病は歯が抜けるだけでなく、アルツハイマーの引き金や、糖尿病や心臓病などの病気を悪化させることも指摘されています。ドキッとしますよね。
そんな歯周病を筆頭に、口内炎や口の乾き、歯茎や舌の痛み、口臭など、口のお悩みを抱えている方は意外と多いです。
漢方では、これらの原因を「湿熱(湿と熱の邪気が結びついたもの)」や「陰虚(潤い不足)」ととらえます。
初期段階では湿熱による炎症(腫れ・痛み・出血・ただれ・発赤)がメインですが、慢性化していくにつれて潤いが消耗し、胃の陰虚(口の乾き・唇の乾燥・空腹感はあるのにあまり食べられない・胸焼け・上腹部の鈍痛)も引き起こします。
脾胃に湿熱を溜め込んでしまう原因は、次の通りです。
・ 飲酒(毎日の晩酌)
・ 甘いものの食べすぎ(ピザやパスタなど、小麦の食べ過ぎも含む)
・ 歯の手入れ不足
・ 薬剤による粘膜の炎症(抗生物質、抗がん剤、心臓疾患系の薬剤、抗うつ剤、ホルモン剤、等)
・ 夜遅くの食事(PM8時以降)
・ 睡眠不足
・ ストレス
お口のお悩みがある方は、まずはこれらの原因↑をチェックしてみて、改善できる部分は改善してみましょう。もう既に症状がお辛い方は、漢方の力を借りるのもオススメ。
★歯槽膿漏による歯ぐきの腫れ、口臭・歯痛・口内炎など急性炎症がある
⇒桂枝五物湯(けいしごもつとう)
★口腔内が乾燥し、慢性に繰り返す口内炎・舌の荒れ・痛み・歯周病
⇒甘露飲(かんろいん)
数日分からお試しになれますので、どうぞお気軽にご相談下さいね。