1月7日は七草粥でデトックス!
みなさま、明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、1 月 7 日は、7 つの野草を摘んでおかゆに入れる「七草粥」の日です。
もとは「人日の節句」といって、桃の節句( 3 月 3 日)などと並ぶ「五節句」のひとつでした。
古来中国では、吉凶を占って、年間の無病息災、魔除け、豊作祈願を祈る日だったようです。
これが日本に伝わったのは、平安時代の初期。当時は野草ではなく、米、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキの「七穀」を入れるのが一般的でした。
穀物が野草に変わったのは、鎌倉時代になってから。
普段から庶民に親しまれている「セリ、ナズナ、スズナ、スズシロ、ホトケノザ、ゴギョウ、ハコベラ」になり、それぞれの名や形から縁起物とされ、尊ばれていきました。
薬膳では「苦味」には清熱・解毒の効果があるとされていますが、七草粥には、
〇 胃の熱をとる
〇 たまったものを排出する(デトックス)
〇 炎症を抑える
といった作用があります。食べ過ぎ、飲みすぎで疲れた消化器官を養う草たち が勢揃い!
ビタミンやミネラルも補給できるので、美容効果もバッチリ です。
ちなみに七草の意味と薬効は、以下の通り。
■セリ………………… 競り勝つ 解熱・解毒・食欲UP!
■ナズナ……………… なでて汚れをはらう 利尿・解熱・下痢止め
■ゴギョウ…………… 仏の体 咳止め・去痰・利尿
■ハコベラ…………… 繁栄がはびこる 利尿
■ホトケノザ………… 仏の安座 健胃・清熱
■スズナ(カブ)…… 神様を呼ぶ鈴 消化を促す
■スズシロ(大根)… 汚れのない純白さ 消化を助ける
七草粥でデトックスして、軽やかな体で新しい年を過ごしましょう。
【七草粥のレシピ】
◇ 材料( 2 ~ 3 人分)
– 七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)
– 米 1 カップ 、水 5 ~ 6 カップ、塩 少々
◇ 作り方
① 米をとぎ水気を切っておく
② 七草はさっと塩ゆでしたあと、冷水にさらす。さらに、水気をしぼり細かく刻む。
③ 鍋に米を入れ、水を加えて30分ぐらい煮る。
④ 炊き上がる直前に、塩をふり、用意した七草を入れる。
※ 鶏ガラスープとごま油を加えると中華風になりますし、トッピングとして小エビ・胡麻・クコ・松の実などを振りかけるとアンチエイジング効果が加わります。