「年寄りの冷水」・・・そもそもの意味は?
2020-05-01
コロナの予防に、様々なアドバイスが飛び交っています。
その中でも一番基本ではないかと思うのが、【食養生】です。
何を食べるか?どう食べるか?など、ポイントは色々ありますが、その中でも今日は「温度」についてのお話を少々・・・。
結論から言うと、「冷たい飲食を避ける」ことが大切です。
「年寄りの冷や水」という言葉があります。
無茶なことをする例えですね。
この言葉を聞いて、お年寄りが水浴びしてる姿をイメージします?(^_^;)
昔のカルタの絵には、お年寄りが柄杓で井戸水を飲んでる絵が描いてあったそうです。
つまり「年をとってから常温の水を飲むのは無茶な事」という意味。
昔から冷飲食を避けるのは食養生の基本だったんですね!
では、なぜ冷飲食が NG なのか?
ざっくり言うと、以下のような流れになるからです。
冷たい物が体内に入る
↓
身体「体温まで温めきゃ!それを排泄するまでは、保温しなきゃー!」
↓
エネルギー(消化吸収力や病気への抵抗力)が消耗。
負担がかかった胃腸は、本来の仕事(消化吸収)こなせず・・・。
↓
胃腸機能、低下⤵︎
↓
元気な気・血・水を作り出せない
体の水はけ悪くなり、余計な「痰」を作り出す
↓
各種、体調不良へGO!
ちなみに中医学でいう「冷たいもの」とは、「体温より低いもの」。
冷蔵庫から出したてのキンキンに冷えた飲食物などは論外です。
それでもやっぱり食べちゃった(飲んじゃった)時には、最後は温かいお茶や白湯でお腹を温めておきましょう。